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スポット

本丸正門跡

城跡・建造物/文化遺産
平成16年度(2004)の発掘調査において、巨大な門の礎石8個・底に平瓦を敷き詰めた水路・階段が確認された門跡です。破却され石垣に使用した石材等によって埋め込まれた状態で、大量の瓦・陶磁器・人骨などが出土しました。礎石の配列から門であることがわかり、本丸正面入口の石垣間に東西約12m、南北約9mの空間内に、桁行(けたゆき)が南北に約8m、梁行(はりゆき)が東西に約4mの長方形平面で、ほぼ2m間隔の格子にのる形で礎石が配置されています。1間が6尺5寸(1m97cm)の京間を基準とする桁行4間、梁行2間の建物で、枡形(ますがた)を構成する石垣の間におさまる形で、石垣と接して建物があったことが伺えます。礎石の位置から、正面4間のうち中央2間には扉が入り、両脇各1間のいづれかにも扉が入っていたと考えられられます。階段は最初の1段目がわずかに残るのみでした。本丸の正面入口に位置していることから、大手門であることから外観重視のため、重層(2階建て)であった可能性が高いと考えられています。
住所
長崎県南島原市南有馬町
カテゴリ
城跡・建造物/文化遺産
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