萌えポイント①石の大きさが違う石垣。
萌1:原城って石垣がいろんなところにのこってるよね。
萌2:うん、それだけ大きなお城だったってわかるよね、すご~い。
萌1:あれ、ここの石垣だけ、石の組み方がちがうみたい。
萌2:ここは「鏡石」って言われる石積みの技術だね。織田信長とか、豊臣秀吉が活躍した時代に流行ったんだよ〜
萌1:へ〜
萌2:表面の大きさは広いけど、薄くて実用性はなかったんだ
萌1:石垣の飾りみたいなものだったんだね!
萌えポイント②西望記念館から原城跡を見下ろす眺め
原城跡から西に車で5分程登っていくと、長崎市の平和公園に設置されている「平和祈念像」を制作した北村西望氏の記念館があります。
北村氏は南島原出身の有名彫刻家です。
記念館からは島原・天草一揆の渦中となったエリアを見下ろすことができます。その景観は、いと趣深く・・・萌え〜〜!
萌1:すごい、海が一望できる!
萌2:西望記念館は高台にあるから、有明海を見下ろせる絶景スポットだね。
萌1:西望って、北村西望さんだよね。平和公園のあの像の・・・。
萌2:そうだね。原城跡にある天草四郎像も、北村西望さんの制作した像みたいだよ。
萌1:南島原出身の有名な彫刻家だもんね。
萌2:ちょうどこっちの山側に、幕府軍は陣を敷いていたみたい。
萌1:じゃあ、ちょうど今見えているこの場所で、幕府軍と一揆軍は戦っていたんだね。
萌えポイント③原城跡と桜と天草四郎
原城跡は、春城(はるのじょう)とも呼ばれています。春になると本丸に桜が咲き誇り、いと趣深く・・・萌え〜〜!
萌1:本丸にのぼると、桜の木がたくさんあるね。
萌2:そうだね。海も近いし、海の青と、桜のピンクでよく映えそう!
萌1:いいなぁ、春になったらまた来ないといけないね。
萌2:天草四郎像の近くにも桜の木があるね。
萌1:じゃあ、天草四郎像と桜でも写真が撮れるね!風流でいいね。
萌えポイント④遺物の話(黄金の十字架など)
当時の南島原は海外との交易が盛んで、貴重で珍しいものがたくさんありました。とっても華やかな世界が垣間見れて、いと趣深く・・・萌え〜!!
萌1:原城から出土した「黄金の十字架」って本当に綺麗だよね!
萌2:いつか本物をみてみたい〜!!
萌1:今は大阪の南蛮文化館にあるんだっけ。
萌2:そうそう〜サイズは手のひらサイズなのに、この細かい凝ったデザイン!
萌1:綺麗でデザインもいいけど、この十字架って、ローマ教皇から有馬晴信公に贈られたプレゼントみたいだよ。イエズス会の日本年報に「ローマ教皇から天正遣欧少年使節を通じて黄金の十字架が晴信公に贈られた」という報告もあったって書いてある。
萌2:へえ〜。そしたら晴信公はこの十字架をかけていたんだね〜。それにしてもローマ教皇からなんてすごいな。
萌1:ちなみにポルトガルの宣教師ルイス・フロイスの記録には「日野江城の大小の部屋は黄金の品や典雅で華麗な絵画で飾られていた」って残ってるの。発掘調査でも金箔瓦が出てるらしいよ。
萌2:織田信長がお気に入りだった絢爛豪華な金箔瓦が、南島原にも!歴史的な建物や美術品って、発掘された時の状態で想像しがちだけど、当時の様子を復元したものはずっと豪華なことが多いよね。日野江城も、きっと想像できないくらい、豪華で煌びやかだったのかもね。
参考:
「いま甦る、キリシタン史の光と影。」 第4話 ポルトガル人が絶賛した日野江城
萌えポイント⑤縄張りの復元
原城は自然を生かした強いお城でした。そのロケーションは、いと趣深く・・・萌え〜〜!
萌1:この立地!海岸の丘の上に造られているお城ってあんまりないよね〜
萌2:確かに!原城の周りの北・東・南は全部海に囲まれてるもんね。
萌1:西側には湿地が広がってたみたい。水も湧いてたみたいだよ。
萌2:天然の要塞をいかしたお城だったんだねー。そうなるとお城の防御力も強そう!
萌1:某番組で攻め落としにくい強い城として選ばれたよ。縄張りは、本丸を中心に、北に二ノ丸・三ノ丸、南に天草丸、西に鳩山出丸の曲輪で構成されていて、縄張りを想像しながら実際に見学するのもいいよね!
萌2:何もないからこそ、想像力がかき立てられるよね。その余白が萌え〜。
萌1:あと原城跡って大きいし、すごく広いよね〜
萌2:南北に約1.3km、東西に約0.5km広がっているみたい。面積は約48万㎡。
萌1:面積は約48万㎡ってどのくらいか、あんまりイメージできないなぁ。
萌2:面積48万㎡は東京ドーム約10個分らしいよ!
萌1:なんで大きさって東京ドームで例えられるんだろう。私、行ったことない!
萌2:私も〜!
萌1:学校の教室に例えると、一般的な広さの教室(60㎡)で、東京ドームに779室分取れるそうだから・・・原城跡は教室7790室分の広さってことだね!
萌2:余計にわかりにくい!
参考:
南島原市 国指定文化財